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縛り首の木 [映画]

1959 アメリカ
04/16(金) 13:00 -
NHKBSプレミアム|109分


西部劇
ゲイリー・クーパー主演
監督 デルマー・デイヴィス

最後の方、なんか納得いかない感じである。あらすじを読めば、まあそういうことかとは思うけど。
金の採掘をしている街に医師のフレイルが辿り着き開業する。これがゲイリー・クーパーで、過去になにかあることが所々で垣間見える運びは多少サスペンス風味。
サスペンス風味の西部劇、珍しい気もするが過去に何かを持つ男というテーマだと、そんなに珍しくもないか。
ラスト、エリザベスたちが金を見つけて以降のストーリーは???である。金を見つけたことに狂喜乱舞で、そこまで悪役であったフレンチもエリザベスと一緒に喜び合い、さらに浮かれて街中の人に大盤振る舞いの気前のいい男になる。金があるということは多少のことを水に流してしまうのだなと思う。
が、その大騒ぎで、焚火を始めてしまい、そこらに興奮したのか街の人々が暴徒のようになってしまい、そしてなぜかフレイルを捕まえに来る。
フレイルのほうはというと、エリザベスを襲おうとしていたフレンチを射殺してしまう。
フレイルは殺人ということで縛り首になり、それが執行されるところに、エリザベスが駆け付け、掘り当てた金を全部やるから、フレイルを助けてあげてと懇願。フレイルとエリザベスは結ばれエンド。
フレンチが悪役から脱却したのかなと思ったら、すぐに悪役になり、でもたかがエリザベスに襲い掛かるくらいのことで、極悪人かのようにフレイルに殺されるのがちょっと違和感。
その前の焚火をしてるうちに興奮したのか、暴徒になっていくあたりは、なんだか自業自得というか、そんなことで興奮して収拾つかなくなるなら、そんなこと止めとけよという感じ。