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働かざる者たち [連ドラ]

テレ東の深夜枠連ドラ
オリジナル放送は「2020年8月27日(26日深夜)から10月1日(9月30日深夜)までテレビ東京系「ドラマパラビ」で木曜0時58分から1時28分(水曜深夜)に放送された」

たしかビバリーに濱田岳がゲストに出てた時これを紹介してて、おれは濱田岳のテレ東深夜の「フルーツ宅配便」がとてもよかったので、面白そうだなと思いつつ、もう始まってしまっており、テレ東のやつなら終わった直後からBSでやると思い込んでおり、それまで待とうと思ったのだが、なかなかやらずやきもき。最近では出演者の不祥事なんかで再放送がされないとかありがちだしな(「共演NG」が再放送延期になっている)

再放送が始まり、我慢できずということもあり、酒を飲んだ後など気合を入れずにちょっとだけ見たりもしていたのだが、あまり面白くはない。そうこうしてるうちに忘れてしまい、全話録画を終えて一気見。しようとしたのだけど。
しかしまあ30分もので全6話って短すぎ。全3時間か、あっという間だな、と思ったのだが、なんというかつまらない。飽きてしまい、2話を終え3話めの最初辺りで寝てしまった。
ちょっと期待し過ぎたかな。

メインビジュアルというらしいのだが、HPの頭にあったり、宣伝のためにメインで使われるポスターのような画像には5人写っており、まあそれが主な出演者ということになるのか、いや、そうでもないような。
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橋田一 - 濱田岳
技術局システム部所属。本業はそこそこにネットに自作の4コマ漫画をアップしている。
新田啓太 - 古川雄輝
橋田の同期で政治部のエース記者。
川江奈々 - 池田エライザ
人事部所属。高卒入社を理由に業務をサボっているが、橋田の漫画や仕事になにかと口出ししてくる。
鴨志田哲也 - 大水洋介(ラバーガール)
橋田の同期で校閲部所属。
八木沼豊 - 津田寛治
技術局工程部所属で、働かず毎日社内をフラフラしている。
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ここまでがその5人。橋田と同期二人は入社7年目で、それくらいの年齢。
八木沼はタイトルの「働かざる人」であり、第1話では彼が紹介され、その後、毎回ゲストという形でそれなりに名の知れた俳優たちが「働かざる人」枠で一人ずつ出てくるという構成。
また、川江はこの作品のヒロインという立ち位置でこれまた「働かざる人」。
八木沼は入社25年目、その年次は伝説とされていて今は出世しているという3人が第1話で紹介される。
それが--
河田誠一郎 - 林泰文
政治部部長。
柳瀬真 - 矢柴俊博(第2話)
校閲部部長。
風間敦 - 柳沢慎吾(第5話・最終話)
販売一部部長。販売店への「押し紙」で成績を上げる以外はほぼ仕事をせずに出世した。
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そして第2話以降のゲスト枠「働かざる人」は--
三木勲 - 梶原善(第2話・最終話)
校閲部所属だが、ウィキプディアをメモ帳ソフトにコピペして仕事しているふりをしている。通称・ウィキさん。
山中達彦 - 甲本雅裕(第3話)
印刷部所属。スマホの位置情報ゲームをしながら工場をウロついている。
堀孝一 - 浜野謙太(第4話・最終話)
沼ヶ原地方通信部の記者。
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これに加えて、--
多野和彦 - 升毅(第2話 - 最終話)[6]
技術局局長。第5話でシステム部を子会社化するなどの大ナタを振るう。
リン - 藤谷理子
橋田たちが通う居酒屋の店員。
藤谷はオープニングナレーション(橋田が描いた漫画の主人公であるケツ太郎の声)も担当
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ここら辺までが主要登場人物。リンというのは同期三人組が居酒屋で飲むという場面で、つねに新田がつくねを食べようとすると連絡が入り取材へ行ってしまうというお約束のやり取り(最終回でついにつくねを食べるという場面がある)の際に出てくる。

第5話では変則的ともいえる形で第1話で出世してると紹介された風間が「働かざる人」として登場。

第4話までは先に書いたように面白くない展開が続く。
第5話はちょっと面白く、橋田が風間と仲良くなり影響され、口真似で同期のがんばってる新田に憎まれ口を聞くという展開や、橋田と風間が最初に会ったとき、橋田が熱く語りすぐいなされてしまった仕事論が、じつは風間も昔は同じようなことを言っていたことが判明する回想シーンがあったりとちょっと仕掛けのある演出。
そうそう、演出面で光ってるのは第1話にもあった。八木沼さんが働かずに社内をうろうろしてる場面が序盤に映し出されるのだが、それが後半なって橋田が彼の心の内を想像し、回想する場面で再度映し出されるのだが、そこでは序盤に映し出されたへらへらした場面のあとにフッと暗い表情になる場面が継ぎ足されてる。
第6話は新田がスクープを潰されそれを橋田がなんとかしようと動き回り、そこでこれまでに出てきた「働かざる人」が川江も含め数人集結し証拠を探しだし、上司にむかってつきつけ逆転するという展開で、そういう展開はドラマチックであり、感動しそうなものであるが、それがさすが金のかかってないであろう作品、結構しょぼい。
最初の方はつまらなかっただけに池田エライザのみが光る。美しく、そしてまだ役者としては見慣れていないので新鮮さがある。
「働かざる人」である入社25年目組の若いころのエピソードなど過去の回想場面というのが頻繁に出てくるが、それを同じ役者がやっているところも見どころ。

最終回の最後、5年後とテロップ、橋田は、電話を受けて現場へ向かう様子、その彼が歩きだす道の車道を挟んで逆側のコンビニにサラリーマンが入っていき、橋田の漫画単行本(橋田は単行本を出すまでになっている、兼業漫画家なのかな)を購入。その単行本をコンビニで購入しているサラリーマンは主題歌を担当しているグループの一人(M!LKの曽野舜太)。