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生放送だよ!ワンチーム落語 春風亭昇太&ゆきぽよ 猪狩蒼弥 MC山里 [テレビバラエティ]

11/20 (金) 21:00 ~ 21:54 (54分)
BSテレ東(Ch.7)

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番組概要
1つの演目を3人で演じる“新機軸落語”!落語家2人と落語ド素人の人気タレントがチームになって一席演じます。何が起こるかわからない!緊張感あふれる生放送!
番組詳細
落語は、ひとつの演目を1人で何役も演じます。しかしこの番組は、落語家2名と人気タレント1名がワンチームとなり新しい落語を披露!SKE48須田亜香里が、ギャルのカリスマゆきぽよが、HiHi Jets猪狩蒼弥が落語に初挑戦!!生放送の緊張の中、どんな化学反応が起こるのかー!? さらに春風亭昇太師匠も登場!お楽しみに!
【MC】山里亮太(南海キャンディーズ) 【落語家】春風亭昇太、笑福亭べ瓶、春風亭昇々、三遊亭とむ 【ゲスト】須田亜香里(SKE48)、ゆきぽよ、猪狩蒼弥(HiHi Jets) 【紙芝居】柳家わさび--

まず宣伝というのは大事だ、という話。
こんな番組事前に見つけることはほぼ無理。昇太のラジオビバリー昼ズで紹介していて、まあそれでもさして見たくなさそうな内容ではあるけど、最近ほとんどテレビを見るのに疲れており、あまり見ておらず、そういう意味では暇で、まあ見てみようかとなんとなく録画。
なぜ生放送なんだ、収録でやっても全然悪くない内容で生放送でやるメリットが逆にない。生放送のほうが楽な面というのもあるのかなあ、失敗しても一回きりだし。

3人でワンチームになり落語を演じる。
見ていて、談志訃報のとき落語研究会の古い映像で、談志、小さん、小三治、三人でやる「蒟蒻問答」を思い出した。あれはどんなだったかなあ。リレー落語風に、それぞれが各場面を語っていたと思うが、途中、会話の場面、例えば二人の会話を、二人でやり取りするという場面もあったような気がする。で、今回のこれは、そういう風に二人でやり取りする場面を二人でやるという形式。見ていくうちに、これ落語にしないで、コント芝居にすりゃいいじゃんと思えてくる。
番組名に須田亜香里が入ってないのが可愛そう。ネームバリューの差か。
演じたチーム
三人並んで座るのであるが、以下、演者は中央、上手側、下手側の順
①「反対俥」、須田亜香里、三遊亭とむ、笑福亭べ瓶
②「初天神」、猪狩蒼弥、春風亭昇々、笑福亭べ瓶
③「まんじゅう怖い」、ゆきぽよ、春風亭昇々、春風亭昇太

須田が本人役、アイドルの須田亜香里、東京ドームでコンサートを終え、ナゴヤドームへ行く際に俥屋に頼むというストーリーで、落語「反対俥」のように、ゆっくり進む俥屋(三遊亭とむ)と威勢よく進む俥屋(笑福亭べ瓶)に乗るという流れ。最初の方は3人でやる意味がなく、二人の会話を二人で演じているだけであるが、三遊亭とむが俥に乗せているときに、道端の人をべ瓶が演じるというような演出がある。最後はべ瓶の引く俥ととむの運転する電車がぶつかりそうになり、という場面で、そこは3人でやることに意味があると思えた

子供役が猪狩蒼弥。子供というか青年風な口調ではあるけど、飴やらだんごやら欲しがるというのはやっぱ子供か。で昇々が父親役で、べ瓶が飴屋とだんご屋。だんごの蜜壺をチャッポンチャッポンやる場面で終わるのだけど、その場面がやけに長く繰り返される。終演後ネタが明かされたが、最後はアドリブになっていて、真ん中の猪狩が連れてくるんじゃなかったで終わりの合図になるのだけど、演じるのは8分と決められており、8分が来るまで引っ張っていたとのこと。
飴屋の描写は短く、それゆえネタの最初の方は父と息子の二人の場面が多いが、最後の方は、①と同じく3人でやる意味があると感じるような演出

昇太がみんなに尋ねる役。①②ともに、真ん中のゲスト枠の人から始まるものだったが、これは昇太から。昇々が最初に答える役でゆきぽよはまんじゅうが怖いと言い出す「ゆき」の役。

【紙芝居】柳家わさび。これはネタに入る前のプロローグ的なもの、あらすじ紹介みたいなものをわさびがナレーションと自分で描いた紙芝居でやる

冒頭昇太は、落語というものは大人数の芝居を一人でやるという風に小さくすることという方向性があったのだけど、この企画はその逆ということ、というようなことを言っていた。
以前、昇太が志の輔と一緒に加藤浩次が司会の番組、たぶん「心ゆさぶれ!先輩ROCK YOU」だと思うが、これに出て、同じようなことを言い簡潔に落語を説明していて感心したことがある