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未来少年コナン [アニメ]

放送が終了したので、これから一気見。今日(11/11)見始めた
-3話まで

※11/12
-10話まで

※11/13
-19話まで

※11/14
-最終話まで

宮崎駿の作品であり、オリジナルはNHKでの放映。連続もので全26回
宮崎駿の経歴からしてもかなり重要な作品で、これがジブリの一連の作品に繋がる最初の作品と言えそうで、それ以前に監督という総責任者の役割で、こういったSFものを作ってはおらず、というより監督業もそれ以前はちょぼちょぼだ。
で、連続ものテレビアニメなのでその範疇ではあり、壮大なこちらを驚愕させるようなところはない。テレビアニメといってもNHKであり、NHKでアニメってなに? とちょっと思ったが、そういえば30分の連続アニメってNHKでもやってたなあと思い出す。これは火曜日19.30から30分放送枠だそうだ

5話以降次回予告がなくなる。ウィキによれば、それ以降もあったようで、単に今回の放送ではカットされたということらしい。次回予告といっても、タイトルだけ言い、そのバックに映像が短時間流れる程度のものだが。

中盤にアイキャッチが入る。これはウィキでは「パタパタアイキャッチ」とされているが、各キャラクターのイラストが4分割ほどにされ、それがスロットマシンのようにバタバタと回転、そしてまた各キャラクターのイラストになるというもの。これが多少凝っているというか、さほど効果がないのになんでこんなことやってるのか、というか、全部の回で同一ではなく、各回違っている(バタバタの後の効果音も)。

4話、6話あたりに悪い人間を排除して素晴らしい世界が出来るいう考えが多少見てとれる
政治の暗喩が2点ほど感じられる。
大国と小国の関係(インダストリアとハイハーバー)。
独裁を強める権力者、及び長老技術者の関係。踏みつぶされる庶民。これはインダストリアの状況でレプカを中心に描かれる
コナンが超人的な能力を持ち、こういうのは過ぎると白けるが、ここではそんなことも感じなかった。無理やり分析すれば少年らしい無邪気さでそれを覆い隠してるともいえそうだが。
科学の進歩の行き着く先というところがテーマでもあり、時折、原始共産主義への志向が見える。
突っ込もうと思えばは突っ込めるようなところもいくつもあるが、それはアニメ特有のものであったりフィクション特有のものであったりで、気にならない
例えばコナンが人のほとんどいないところで育ったのに、文明の機械のことも知ってるとか。
22-23話が一旦のクライマックスで、独裁者レプカの死。その後3回残ってるが何をやるのか、輝かしい新生活なんて描いてもつまらんだろうし、なんて思ってると、レプカは死んでおらず、逆襲、そりゃそうなるよねぇ。
子供向けアニメであり恋愛ドラマの要素なんてほとんどないが、コナンとラナのそれを裏側に濃厚に感じさせる描写は多々ある。ほとんど新婚カップルのような惚れあいっぷり。
なぜかダイスがラナに惚れまくっており、ロリコンか。
そのダイスはモンスリーと少しいい仲になり、最終話で結婚するのは、まあそうなるだろうな、と。
キャラクターとしては、そのダイス。銭形のような風貌ともいえ、キャラ設定もそういう面もある。悪人的に出てきたが、次第に仲間になる。コメディ的要素を多く担当
ジムシーは頼れる相棒であり、また粗野な自然児というキャラクター。こちらもコメディ的要素が多い。ここらへんは見ていて楽しい。
悪役から善側に変わるというのはひとつのパターンでそれを担うのがモンスリーとなる。
また徹底的に悪役というのはレプカで、これはちょっと弱っちく、もっと凶悪にしてもよいのかも。
オーロという悪役も出ていて、これは降伏したような描写はなかったが最終回でなぜか、島の生活に馴染んでいた。
うまそうという豚が出てくる。動物にそういう名前をつけるセンスはいかにも、である。
29分パンパンに作っているからだろう、赤毛のアンを見たときよりも、たっぷりという感じがある。
ちなみに冒頭にアバンタイトルという、プロローグが流れる(毎回同じ。物語の前提を紹介するナレーションと映像)。1.5分くらい、その後オープニング曲、こちらも1.5分くらい。第1話だけオープニング曲が先に来る