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スネーキーモンキー 蛇拳 [映画]

1978 香港 吹替版
02/22(土) 19:00 -
BS朝日1|114分

「ドランクモンキー 酔拳」のところにジャッキー・チェンの初期作品についての思い出を書いてる。ジャッキー・チェンの初期作品はカンフー作品ばかりでいかにもそういうタイトル「~拳」とついているものが多い。その中でおれが記憶してるのは「スネーキーモンキー 蛇拳」、「ドランクモンキー 酔拳」、「クレージーモンキー 笑拳」の3本。いま作品リストを見ると「カンニング・モンキー 天中拳」なんてのも「あったあった」と思い出すが。
彼のウィキで歴史を読んでこの3本を自分が記憶してるというのは必然的であることがわかる。当時おれは小学生か中学生に入ったころで、ジャッキーの三本立て映画(「ドランクモンキー 酔拳」「バトル・クリーク・ブロー」「ヤングマスター 師弟出馬」)を映画館で見た。そして当時の記憶としては「キャノンボール」が話題になっており、ということはそれが公開された1981年にそれより古い作品の三本立てがやっていたのだろう。三鷹の映画館だった。当時はジャッキーのブームで彼の情報が雑誌やらテレビでやっていたのだろう。そして彼の日本で公開された主演映画は最初が「ドランク・モンキー 酔拳」で、そのあとに「スネーキーモンキー 蛇拳」「クレージーモンキー 笑拳」と続く。笑拳が1979年で、1980年代になると○○拳と名付けられる作品が見られなくなる。アメリカ進出と関係があるのだろう。そしてそれ以前の他の作品群は日本で紹介される頻度が先に上げた三本と比較してまったくといっていいほどなかったのだろう、今ではネットで検索できるが、当時の状況を考えればそれも頷ける。
またジャッキーの歴史と比してもこの三本が特筆されてしかるべき作品のようで、当時契約問題を抱えていた彼にとって納得のいかない作品やNGシーンなどを無断で使われ製作された粗悪な作品がひしめいているようであるが、この三本は自分の持ち味が出せたキャリアの最初期の作品ということになろう。製作や配給もそれまでとは異なる体制で臨まれており、それゆえそういうルートから日本公開も先にこの三本が順に公開されていたということだろう。
「○○モンキー ○拳」というのはいかにも日本映画らしいタイトルのつけ方でそこも魅力的。この型のタイトルは上に上げた四本。だからこそかろうじて「カンニング・モンキー 天中拳」も覚えているのだろう、この作品は1978年に製作されているが、公開は香港で1980年、日本では1983年だ。
自分の年齢が上がったためということが一番の要因でその後まったく興味がなくなり見向きもしなかった。そして一方ジャッキー・チェンは世界的スターになりヒットを連発、多分そのあたりの作品はカンフーの世界観はないのだろう、カンフーアクションはそれなりにあるのかな、「プロジェクトA」なんてのは多分当時ずいぶんヒットしたはずでタイトルは知ってはいる、興味がなくなったというのはここらあたり以降の作品のことだ。

「スネーキーモンキー 蛇拳」は日本での公開は2作目だが、1作目の「ドランクモンキー 酔拳」より先に製作され、本国香港では先に公開されている。
内容についてはとくに触れない。ジャッキー・チェンのオーソドックスなコメディ要素入りのカンフー映画、といっても上に書いたようにそういう作品はそんなに多くない。その後所謂カンフー映画的なものは作ってないのだろうか。