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嘘八百 [映画]

2018 日本
2/9 BSTBS

出足のところは良く、こういうのが見たいんだよなあなどと思う。なんてことはない始まり方ながらも期待も沸くような。といっても単に近年作られた同時代、日本を舞台にしているという、単に親しみやすく気軽に見れるという設定に関するところが主因なのだけど。
セリフが聞き取りづらく、それが主な要因だと思うがだんだん話にところどころに疑問が出てきて集中できなくなる。
大体のところはわかったけど、なんとなくスッキリしない。
贋作を売り飛ばして大成功の後の部分が全部蛇足に見えた。だけど考えて見ると、その前の部分、本編とでもいうおかそのあたりが傑作とでもいえるほどの出来であれば、そのあとの部分、エピローグとでもいえばいいか、こういうのも楽しくみれたはず。傑作にちょっとした洒落たエピローグでもいったところだ。
クレジットのところでも横に画面があり、まだ話は続き、さらにクレジット後にも少し話が続く。そのクレジットのところにある場面、女性と外国人のドライブ、あれ誰だ? いまりの結婚を邪魔しに乱入してきた則夫の知り合い(元嫁らしい)かな。違う人かもしれないけど、誰だとしても主要登場人物でもないし、あそこに映り出される理由がわからん。
芦屋小雁が元気に主要人物として登場。近年認知症の状況をテレビで見たがこれはまだ症状が軽かったんかな、これも近年の作品だが。
あらすじをネット検索してみると、かなり細かい設定がなされていて、見落としていたことがわかった。あと、ノベライズ版には書かれている設定だとかもあるようで、そこら辺はわからなくて仕方ないんだけど。やはりちょっと説明不足で掘り下げ不足のように思える

井岡弘樹がカメオ出演してるとクレジットに。出てるところわからなかった。ネット検索しても出てこないや。
贋作作りの仲間役で木下ほうか、坂田利夫ともう一人出ている。多分、宇野祥平という人だと思うが、ネット検索で出てくるページの多くで主要キャスト一覧にこの人だけ出てないことが多い。単に有名であるかどうかということか。

セリフの聞き取りづらさ。おれの耳が悪くなってきているのかもしれん。
そういや談志の高座を見ていたころ、こんな枕をやっていた。「こんなふうにボソボソボソボソやってると、客が聞こえないって言うんだよ、「ほんとに聞こえない?」「聞こえないよ」「聞こえてるじゃねえか」」。このやり取り自体聞いたことがあったかもしれない。自分の追っかけの最後のほうでは多少聞き取りにくくなっててそれも行くのを止めた理由のうちの小さなもののひとつ。
ただこういうやり方ってのはさらに先人がやってた手法のひとつでもあり、そういう風にやって客を静まらせ、神経を集中させる手法だ