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ザ・メキシカン [映画]

2001 アメリカ
06/24(月) 21:00 -
NHKBSプレミアム|125分

ブラッド・ピットとジュリア・ロバーツ主演
犯罪もののコメディ。
このところ映画をじっくり見るような精神状態じゃないせいで、これも集中できず途中で違う番組見始めちゃったりとかして、ストーリーは一部よく理解しないまま見進めてしまった。
ただ場面場面でのやり取りが楽しくできていて、ストーリーも含め全体的に面白さという点で出来の良い作品なんだろうなと思う。
ブラッド・ピットとジュリア・ロバーツ二人は、作品の後半に入るまでは別々に行動しているため、一緒の場面は少ない(最初だけだ)。で、二人の場面が交互に出てくる構成。ウィキに「公開当初はトップスター同士のラブストーリーと話題になったが、バラバラのシーンが多く、評判は決して芳しいものではなかった」とある。
その中で一番面白かったのは、ジュリア・ロバーツ側で、サマンサ(ジュリア・ロバーツ)は男に攫われるというような役回り。レイプされるんじゃないかというようなことも心配している状況なのだが、レストランで話をしているうちに男(男の名はウィンストン)がゲイだということがわかり、ワクテカになるところが最高に面白い。そのレストランでウィンストンが男をナンパし、その後は3人旅になるのだが、そこでもゲイカップルをワクテカ状態で見守るサマンサが面白い。「きのう何食べた?」のところでも書いたことにも少しつながるが、自分と恋愛関係にならないゲイカップルとなると女性は無責任に盛り上がることができるのであろう。
ウィキに「ゲイの殺し屋リロイを演じたジェームズ・ガンドルフィーニは、彼のファンだったジュリア・ロバーツの推薦で起用された」とある。リロイというのはウィンストンが当初名乗っていた名前。
サマンサとジェリー(ブラッド・ピット)は作品の最初から喧嘩していて別れ話になっている。概ねサマンサのほうが達者な口でやり込めている感じで、作品の中でもはっちゃけていて面白い。ジェリーのほうは犯罪組織で働いている男という役回りなのだが、あまり優秀でなく、しかも組織のボスに車をぶつけたことで、組織の仕事を手伝わされてるという、実はワルというわけでもない平凡な一般人のようで、颯爽としてなくてどこか行動は冴えない(でも顔は格好良いけど)という役をブラッド・ピットがやってるのも面白い。

ありゃ、気づかなかったけど、ジーン・ハックマンが出てるな。ラストのほうにだけ出てくる組織のボスだ。






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