SSブログ

恋におちて [映画]

1984 アメリカ
2017/02/05(日) IMAGICA BS

ロバート・デ・ニーロとメリル・ストリープ主演
ニューヨークを舞台にそれぞれすでに結婚をしている男女(フランクとモリー)が出会い、惹かれ合い、逢瀬を重ねて、という不倫モノ。さしたる事件も起こらず逢瀬を重ねていくところで映画は中盤を超えてしまい、ストーリーのどったんばったんを期待していると退屈と言えばいえる作り。そういうこともあって、二人の演技を眺めることに専心することになるのだが、これが悪くなく実際には退屈はしない。二人とも若い。
終盤に入るとそれぞれがこの関係をパートナーに感づかれ、二人は関係を清算しようとするという展開で、デ・ニーロは以前から会社に言われていたヒューストン行きを決意。
ラストはその一年後の再会。双方、近況は変わりないというようなことを教え合い、さらりと別れるが、フランクは踵を返しモリーを追いかける。モリーは電車に乗って、電車は走り出す。モリーがふと顔を上げると隣の車両からフランクがやって来るのが見える。二人は近づき見つめ合うというところでストップモーションになりエンド。
二人とも結婚は破綻しており、まあこういうエンドはありかなと思う。破綻したということは双方とも薄々感づいていたとも演出上取れる。

電車が出会いの場として効果的に使われている。

主人公二人がセックスをしないというところが特徴的に思われる。プラトニックな不倫とでもいうか。中盤まででそのような関係になっていないことが察せられ、一度フランクが迫る場面があるが、それを拒否するモリー。そして別離とエンディングの再会となるから物語の時間内では二人は結ばれていないということになる

共通テーマ:映画