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告白 [映画]

2010 日本
03/07(火) 21:00 -
NHKBSプレミアム|108分

松たかこ主演、監督は「嫌われ松子の一生」の中島哲也
原作は湊かなえの同名小説で大ベストセラーらしい。

飽きさせずとても面白かった。リアリティはないけれど、技巧的なストーリーを楽しむ作品
先に概要を読んで、ストーリー面での「陰」な感じと「嫌われ松子の一生」の監督ということで確か結構「陽」なイメージの作品だったよなあという対称的な先入観が生まれたのだが、見終えてもその配分が良いように思う。全体的には陰鬱な感じが最初から最後まで続く。映像の技巧、演出面で「嫌われ松子の一生」と共通なものはある。
冒頭に松たかこ演じる森口悠子が終業式のホームルームで延々と喋る、20分くらいか。でタイトルが出てきて、そこまではプロローグという役割であることがわかるのだが、そこまででもう事件の全部がわかってしまっているように思え、その後はどう続くのかと多少心配になったが、その後話者を変え、何人かの事件関係者の「告白」という形で事件の真相とその後が語られる。
他者に対する現実では言ってはいけないやってはいけないとされているような嫌なセリフ、言動が多く、陰鬱な気分になる。ちなみに映画の最後には「作品内のセリフ言動の一部のものを肯定しているわけではない」というようなテロップがあり、また放映の前と後には、「不適切な場面があるが、オリジナリティを尊重して作品をそのまま流す」旨のテロップ(これは放映局のNHKが入れたもの)があった。

森口悠子の娘役が芦田愛菜。生徒役で一番目立っている女子生徒、美月が橋本愛。ウィキを見ていたら能年玲奈も出ている。冒頭生徒がいっぱい映る中に能年らしき人がいるなとは思ったが。橋本も能年も「あまちゃん」のころよりずっと若い。
この3人は映画出演履歴を見てみると、ほぼ活動初期。

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