SSブログ

木枯し紋次郎 [時代劇]

いま、TVKで放映している
ウィキによれば木枯し紋次郎は1972年に2シリーズ作られ、1977年に1シリーズ作られている。1972年のは同じ制作陣で作られたものだろう。最初の作が好評で、間を置かずすぐに続編が作られたものと思われる
1972年の最初のシリーズは18話ある。現在16話までが放映されており、この数日でその16話までを一気に見た。

決め台詞「あっしには関わりあいのないことで」で代表されるニヒルで孤高の主人公の物語をイメージしていた。それに間違いはないのだろうが、思ったより紋次郎が旅先で絡んで来た人と関わりを持つことに苦笑い。もちろん、関わらないとドラマにならないというのはあるのだが。一時間ドラマであるから、作品の最初に関わりを持ち、ラストに解決するというパターンにしないと仕方ないし、すると「関わりのないことで」とニヒルに立ち去るような場面はなかなか入れられなくなってしまうのも致し方なしか。
それにしても、そういう主人公ならここは関わらないのではないかと思える場面でもことどとく、関わっていくのにはやっぱ笑ってしまうなあ

主演の中村敦夫はどうも顔に育ちの良さが出てしまっているように見える。
飯を食う場面でしょっちゅう味噌汁ぶっかけ飯をやっているのが下品でよろしい
話の構成は上手く出来ており、面白い。

最初にタイトルとして「市川崑劇場」「笹沢左保 木枯し紋次郎」と出てくるのだが、そのように銘打たれていたとのこと。

主題歌はヒットしたとのことだが、それだけあって印象深い曲。主題歌「だれかが風の中で」(作詞:和田夏十、作曲:小室等、編曲:寺島尚彦、歌:上條恒彦)
なぜか「ガンバの冒険」のエンディングテーマ「冒険者たちのバラード」を思い出してしまう。「だれかが風の中で」にある「けれども~」という部分と、「冒険者たちのバラード」の「けれど」がダブったのだ。普通ポピュラーソングでこういうストーリー的に展開した上で「けれども」という接続詞を使うような作品はあまりないように思う

9/14追記
全話見終えた
放映データ
テレビ神奈川で2015/04/11(土)から09/12(土)まで全部で18回(全18話なので全部放映された)。野球中継のためか、放送されないことも度々。
来週以降の予告によれば、木枯し紋次郎はこれでお終い
上にも書いたが、1972年に2シリーズ作られており、今回は第1シリーズのみ。
次回(10月からのようだが)からは『おしどり右京捕物車』が放映される。まったくタイトルを知らないのでスルーしようと思っていたが、偶然最近見終えた「助け人」の次のシリーズ「暗闇仕留人」のウィキを読んでいて、この作品が「必殺」シリーズに準じる作品だと知って俄然興味を持った。しかしサラッとタイトルを見ただけで、サラッとウィキを読んでいただけなのによく気付いたと自分を褒めたいw
そういう事象に関連すると、いま鬼平の丹波哲郎バージョンを放映している。何気なく調べるとこれは志ん朝が出ている作品で自分としてはぜひ見たい作品であった。気付いたときはもう第3話となっており、最初から見ることができないと急に見る気がなくなるマニア体質なのであるが、一応録画は開始した。
こういうこともあるので新たに放映が始まるものは片っ端から録画して、調べて概説を読んで見るかどうか決めたらどうかと思い始めてきた。
今見終えたばかりだからという理由が大きいが今作の最終回についてメモ程度に記述
吉田日出子が出演。彼女にぴたりと嵌るエキセントリックな女性の役で、彼女の芝居部分がかなり多く出てくるがそれが見事。見て得した気分になった
この作品は名作と評価されている。かどうかは一概に言えないが、少なくとも有名な時代劇ではある。
が、見ていて、主人公・紋次郎が役者の演技のためか、もしくは演出、つまりはキャラクターの構築力のためか、それほどのものと思えない部分が少々あった。どこか紋次郎が浮いているとでもいうか。もちろん悪い作品ではない
nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:映画

nice! 1

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0