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泣いてたまるか ああ無名戦士/ああ軍歌 [テレビドラマ]

ああ無名戦士
タイトルクレジットで脇に「特集・三部作の一」とある
脚本・早坂暁
津坂匡章:平和(ひらかず)
原ひさこは最初に出てくる。電車内で国崎に寄付を申し出るが札を出し「お釣りある?」と聞くおばあさん
戸浦六宏、名古屋章、田中邦衛は警察関係者。全員別の場面での登場。
加藤武は3人組の傷痍軍人のうちのひとりで、片手がない。
ああ軍歌
タイトルクレジットで脇に「特集・三部作の三」とある
山田太一が脚本、今井正が監督
西村晃、小山明子の名があった。ちょっと顔が違ってるようにも見えるが滝沢明子が小山明子だろう。下の名が同じだ。西村晃はクレジット順から言っても大きな役だと思うが、よくわからなかった。この作品での大きな役である、杉山の会社の重役だろうか(※追記。見直して確認。西村晃は回想シーンでの渥美の戦友。杉山の会社の重役は山形勲という俳優。また下記にある、杉山の母親は賀原夏子という女優)
作品は非常にいい出来。小山と渥美の芝居のせいか、脚本のおかげか、二人の会話の部分が良い。また杉山の母親役、見たことあるような気もするが、いい味を出している。清川虹子とか、正司歌江みたいな感じの人。
戦後22年が経ち、世には軍歌を歌うことをいとわない風潮が出てきたという前提が、ほんとにそんなことあったんかいなとは思う。そういう前提で、杉山の会社に新たに就任した重役(軍隊上がり)が軍隊のいい部分は取り入れると言い出し、会社では復誦をすることを命じるということをやりだす。兄を戦争で失った杉山はそれに内心で反発する。兄の許婚で戦後毎年命日に線香を上げに来てくれる明子だが、杉山の母は明子の重荷になってるのではと心配し杉山に「重荷になっているのなら来てくれなくてもいい」と言い、そこから杉山と明子が親密になっていく。これでハッピーエンドで終わりかと思いきや、母が杉山と明子がつきあうことを良しとしない。なぜなら母は兄・良夫がまだ死んだときまたわけじゃないと言うのだ。明子に対してはもう20年も経ったのだからと気遣いながら、良夫の生をまだ諦めていないと言い出す場面は場面転換としては素晴らしい。まあこのことについての結末は弱く、その後良夫が夢に出てきて「ボクは死んだんだよ」と言ったとかで母は諦め、杉山と明子のつきあいを奨励するという流れなのだが。

■ああ無名戦士
傷痍軍人として、アコーディオンを抱え軍歌を歌い、電車の中を練り歩き『善意の金』を集める国崎五一。実は、立花義幸の名を騙り傷痍軍人のフリをしている詐欺師だった。ある日、出来心で車中で若い女・ひろみに痴漢をする。ひろみは騒ぎだし、その場にいた若い男・平和(ひらかず)に取り押さえられ、警察へ。取り調べを受ける五一だが、担当の刑事が帰還兵で、五一に同情し、咎めなく釈放される。傷痍軍人の痴漢行為に、マスコミが飛びつき、新聞に載ってしまう。警察から出て来た五一を待っていたのは、ひろみと平和だった。警察沙汰にしたことを詫びる二人は、何に興味を持ったのか、五一から離れようとしない。とりあえず、二人に飯を御馳走し、話しを聞いてみることに。平和は世の中を斜に構えた浪人生で、ひろみは父親が誰か分からない子を妊娠しているという


■ああ軍歌
杉山光夫は、田島工業の営業課長。ある日、本社の重役・二宮が出向してくる。二宮は陸軍の元軍人。軍隊の良いところは取り入れ、会社を軍隊式に運営したいと考えていた。宴会の席では軍歌を歌い、部下にも強要。さらには、上司からの命令は、復唱しろという。若い社員たちは困惑してしまうが、重役の二宮には逆らえずにいた。しかし、戦争を知らない若い部下や重役に睨まれたくない社員達は、受け入れていく。そんな中、光夫だけは従わなかった。戦時中、南方洋で散った兄の良夫がいたし、戦災で足が不自由になった母もいる。どうしても軍歌を歌う気になれなかったのだ。昔の戦争に縛られて、自分の立場が悪くなるのは、大人げないと分かっていながら。そんな光夫を二宮は快く思っていなかった。そんな中、兄・良夫の婚約者だった滝沢明子が命日に訪ねてくる。
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