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泣いてたまるか 先生故郷へかえる/先生海で溺れる [テレビドラマ]

石田倉吉の先生シリーズ2本
先生故郷へかえる
石田が延岡の故郷へ帰るという話で、舞台はそちらだけ。いつものレギュラーは出ていない。
石田の母親役が浦辺粂子。見合いの相手役が宮本信子。脚本が橋田壽賀子
設定や筋書きは不自然なところがなく、普段よりは良い出来。といっても名作というほどでなく、悪い部分がないという程度。宮本信子と渥美のデート場面がメイン。田舎娘の宮本信子に惚れる渥美だったがデートしてみると、彼女は都会に相当な憧れを持っていて・・・。
ラストで渥美が自分から断らず相手に判断を投げたという部分は唯一不自然といえば不自然かもしれない
先生海で溺れる
こちらは冒頭の場面から不自然。さらに展開も変で身が入らない。が中盤以降、その設定を受け入れて見ていくと、なかなか迫力のある展開。
脚本・監督が佐藤純彌。不自然な展開も彼らしいような気もする。
レギュラーの名古屋章と沢田雅美。合宿の宿のおばさんが菅井きん
渥美がクラブの生徒を引き連れて合宿の宿を訪れると、そんなことは聞いていないと言われる。そこで交渉して再度料金を払ってなんとか泊まれることになるのだが、まず、ここでその間に立った旅行業者だかに連絡するでしょ、と思う。さらにここへ同僚・名古屋がクラブの補佐として合宿に一緒に泊めてくれと来て、了承すると、嫁と子供(5人くらいだったか)が現われ、夏休みの家族旅行をこの合宿を利用していることがわかる。ここもあまりにもあまりにもである。まあ喜劇の設定としてはアリか。
この後この宿の抱える事情に渥美たちが関ることになっていくのだが・・・。まあ一週間の合宿の間にこのドラマに描かれてること全部一気に起こるかねえというのも不自然といえば不自然。
この宿(宿が本業ではない、どころか普段宿をやってるのかどうかも怪しい)のある場所は漁港であって、この家も元は漁師。頻繁に台詞のカットがあるのだが、推測するに「村八分」。この家は漁師仲間から村八分にされていて、その家族の事情もわかった上で苦境をなんとか救おうというのがストーリー。
ラスト近くに乱闘場面があり、渥美が異様に強い立ち回りを見せる。

■先生故郷へかえる
高校の生物教師をしている石田倉吉(渥美清)。宮崎の実家から母親の危篤の知らせが届く。急ぎ、故郷にかえる石田だが、出迎えた母親(浦辺粂子)は健康そうのもの。近所の娘・河村節子(宮本信子)と見合いをさせるために電報を打ち、呼び寄せたのだった。憤る石田だが、見合いの席に現れた節子に一目惚れしてしまう。節子もまんざらでもない様子。その純朴な人柄に惚れてしまった石田は、結婚を前提に交際することになる。デートをする二人は、故郷の風光明媚な土地をまわる。しかし、節子はその田舎の景色が気に入らないようだった。そして、東京の話しをせがむ節子に何かを感じる石田。どうやら石田が東京で教師をしている事に魅力を感じ、結婚話を進めているようなのだ。


■:先生海で溺れる
植物部を引率して夏合宿にやってきた石田(渥美清)は、海辺の町に着くなり予約して宿代も支払っていた家とひと悶着。家主の金井ふく(菅井きん)は、お金はおろかそんな話は聞いていないというのだった。なんとか泊めてもらえることにはなったが、そこからが災難続き。なんとこの金井家は村八分状態で、その家に泊まっているというだけで町中での買い物さえ拒否されてしまう始末。正義感の強い石田は怒り心頭するが、よくよく話を聞いてみると悪いのは金井家の方だった。金井家の主と長男は今や失踪してしまったが、かつてダイナマイトを使ったおきて破りの漁をしたり、他の漁師の網をやぶって密漁したりと周囲の漁師に迷惑ばかりかけていた。それを知った石田は、すべて高速エンジンのついた船を買えず貧しかったが故だとふくに聞き、せめて弟の猛(市川好郎)だけでも更生させて、金井家によい船を買えるようにと、近場の遊興施設の飼育員として就職させた。しかし猛は動物を盗んだと誤解されてしまい・・・
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