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玄海遊侠伝 破れかぶれ [映画]

70年の日本映画。2点
勝新太郎主演(磯吉役)。監督はマキノ雅弘、脚本は笠原和夫
時代は明治期。やくざ映画っぽいが作品内でやくざ(博徒)を否定する台詞がある。港で働く沖仲仕の男たちがやくざに街を支配されたくないというようなことを言うのだ。やくざ映画でよく描かれる任侠心がテーマの作品。
吉田磯吉というのが主人公。この人は実在の人物で、その人の若いころを描いた作品。吉田磯吉をウィキで調べると「ヤクザの研究家である猪野健治によれば、(単なる暴力団ではなく、侠客の意味合いで)近代ヤクザは吉田磯吉をはじまりとする。遠賀川流域の男伊達の気性をいう川筋気質の川筋モン(かわすじ者)の典型人物の一人とされる」とある。じゃあやくざ映画か
吉田敬太郎(この人は磯吉の養子らしい)原作の「吉田磯吉翁伝」から脚本が描かれているとのこと。

京マチ子が主人公の姉・スエ。
松方弘樹は出番は少ないが存在感のある小野田という男の役。作品は冒頭で朝鮮で働く磯吉が映し出されるが、そこで松方も一緒に働いている。その朝鮮でのシーン(とても短い)が終わるとタイトルクレジットとキャストクレジット。その後磯吉は故郷に戻る。その九州の若松が作品舞台。松方はスエが亡くなった後の後半に磯吉を訪ねてくるところからが出番となる

作品のテンポはよく、また勝新の威勢のいい演技が見もの
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