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空白を満たしなさい [連ドラ]

06/25(土) 22:00 -未視聴 地デジ 011|50分
【土曜ドラマ】空白を満たしなさい [新](1)[解][字]
07/30(土) 22:00 -未視聴 地デジ 011|50分
【土曜ドラマ】空白を満たしなさい [終](最終話)[解][字]

第2話まで視聴済み
暗く静かな雰囲気で進行するので第1話は見るのがちょっとしんどく思ったが、最終盤での次回への伏線、次回予告あたりを見て、どう進行するのか予測ができず、もしくはたくさんの可能性が予想でき、つまりは、どういう展開もありえそうで、そういう意味ではサスペンスとして面白いなと思ってきた
原作が平野啓一郎の小説、なかなかの作品だと思う
設定はありえないもので、死者が生き返ることが多数発生している状況、SFである。であるからこそ、どうとでもストーリーは展開しそうなのである。
おれは第1話を見たあたりでは、死者が生き返ることで当時のことを主観ではこう思っていたが、客観的にはこうだったみたいな事実が明かされていき、その主観と客観の差みたいなものを扱っていくのかなと思ったが、そしてそういう展開で今のところあるのだが、もうちょっとエンタメサスペンスという風味もある。
そういう設定だから現実感がなく、登場人物誰も彼もが何か怪しいし、それこそ現実感がなく、この人は本当に存在しているのかどうかさえ疑わしく見えてくる。

出演者ではま鈴木杏なのだが、ナイツ塙が自分のチャンネルでドラマ評をやっていて、そこで、彼女がこれと「拾われた男」に出ていてどちらも素晴らしい演技だったと言っていた。同時期、同じ局の作品ふたつに出るなんて珍しい。これが2022年6月25日が初回で拾われた男は6月26日が初回だ
阿部サダヲ、底辺警備員職の卑しい男。うまいもんだ。この二人に加え主役の柄本佑が字幕オンで色付き。
現実的にあり得ない世界であるからこそ、扱う対象をそれに対する社会状況全般に広げ過ぎると、見てる側としては疑問が生じてしまうという傾向がある
第1話で、生き返った男、ここでは「復生者」が法的に守られていることが描かれており、ゆえにさほど珍しいことではなさそうだということがわかる。まあ迎える側が驚いているのだが、それでもすぐに役所に電話して対処してもらっている。そこで戸籍の復活がなされ、法的にも整備されていることがわかる。
が、第2話では生命保険金を返還しろという請求が届く。これは、そこまで法的整備がなされているのなら、こういう問題も対処されてるはずだろう、まだ過渡期なのか
他にも復生者排斥運動が起きてる状況だとか、主人公の徹生が再就職の面接に行き、復生者であることを話すと途端に顔をしかめるとか、社会状況として今はこういう状況なのだということなのだろうが、それに対してもどんどん受け入れるための法的整備もどんどん進むはず、もしくは完全に受け入れないと社会が決めるとかね。
まあ死者の復活とか、人間の根本についての変化だから、そんなに簡単に社会がまず受け入れるはずもないのだけど。
ストーリーとしては今のところ徹生が佐伯を殺した可能性が、ほんの少しだがところどころで感じさせ気になるところ

※追記 10/12視聴
第3、4話
1日空いてしまった。1日で全部見れそうだったが、重苦しい雰囲気やゆったりしたテンポ、長台詞で第3話の序盤で寝てしまった。そして用事が色々あり、1日空き。一方この作品は頭にずっしり入ってくるので、数日空いても覚えているだろうという風にも思う。
第3話では死を巡る哲学的な長い会話(ラデックや佐伯)がいくつか。こういうのは今時は流行らず、あまり慣れてないためか、見ていて疲れてしまう。結構いいシーンなのだが。
この回の終盤では佐伯がビルから飛び降りるが、その際に徹生に向かって、おれはお前の父親(彼が1歳の時に死んでいる)の復生者だと言い出し、またまた話が混乱していきそうな、そして現実感のない感じが継続していきそうである(ただこの発言は嘘だと思った、3年経って復生した徹生は3歳年齢を重ねてるわけで、そうなると佐伯はおじいさんであるはずだ)。誰がほんとのことを言ってるのか、いや、皆が皆、主観ではそう思ってるという感じでもある。
そういう感じを引きずっているからだろう、出てくるただの脇役だと思われる人が皆、怪しく思えてくる。渡辺いっけいの安西だとかうじきつよしの権田だとか。
第5話
最後まで予測のつかない、どう終わらせるのかがわからない展開だった。
5話では復生者が突然消えるという現象が各地で起き、徹生が自分にもそれが起きるであろうことを予測するという展開。ここで思うことは、この復生現象がまだ起きたばかりの未知の現象であり、となるとやはり第1話での戸籍制度が整ってるのが少しおかしいように思う。が、理解はできる。そういう現象が生じ、とりあえずで仮の戸籍を与えるということ程度までは整備、が、他はまだまだ何も決まっておらず、それゆえ排斥運動が起きたり、生命保険金を返還しろという話になったりするのだな、と。
また、なぜ復生が起きるのか、そしてどうなったら復生者が消えるのかについての説明はない。ただ見る側になぜかを考えさせる手がかりみたいなものはあるという作りになっており、それは徹生がそろそろ自分が消えることを予感しているところなどだ。
藤森慎吾が彼のタレントイメージ通りのチャラい男の役
最終話では滝藤賢一と国広富之が出ており、どちらもこれまでとはちょっと違った顔つき。そういやここでのこの二人、なんとなく似ている感じだ
各話、途中で眠くなって何度も巻き戻して見たりしていたが、これは上にも書いたがあまり慣れてないから。作品自体はとても良かった。残しておこうかな。

ウィキに各回のサブタイトルがあり、これを見ると、なんだか自分が見ていた見方とちょっと異なるようで変な気持ち。
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第1話 6月25日 死んだはずが生き返った男…自分はなぜ死んだのか?
第2話 7月2日 妻の秘密…生き返るべきではなかった?
第3話 7月16日 ついに真相判明…! 佐伯との再会
第4話 7月23日 思い出した…最期に何を思って死んだか
最終話 7月30日 いつか消える……その時まで
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