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『結婚できない男』『まだ結婚できない男』 [連ドラ]

これをまず見ることにした
『まだ結婚できない男』.。これを録画したのはいつだったか。ウィキを見てみると2019年の10月期放映。
前シリーズを見てから見たほうが良いとか、前シリーズは面白かったのだけど・・・、といった掲示板の声に、さっそく『結婚できない男』の動画を手に入れたのだが、PCで見るのもアレだなあと伸び伸びになっていたら、今回テレ玉で『結婚できない男』が放映されたので、ようやく態勢が整い。
と思ってちょっとウィキを見てみたら。『結婚できない男』の第1話と最終話が時間延長されているらしい。テレ玉は毎回1時間の放送枠で放映してた。カットしてるんかいな、と思いながら第1話を視聴開始(6/30)。
テレ玉の1時間版をまず見る。
面白い。所々フジテレビらしい軽さがあるが、それが行き過ぎてなくて、不快になるということはない。これなら一気見できそう。

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何度となく行われた第1シリーズの再放送は高知東生の登場シーンがカットされた再編集版『結婚できない男 スペシャルエディション』(以下「スペシャルエディション」)での放送が多かった(原因は後述)が、2021年4月9日からテレビ埼玉で放送されているものは高知のシーンがカットされていないオリジナル版で行われている
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まだ高知東生の出番は少ないが、それでもそれがカットされてこの作品が成り立つのかねとは思う。

1時間版とオリジナルを見比べてみると、もう出だしの桑野がステーキを焼く場面(※)から、ちょこまかとカットされている。そしてそれが全編に渡って行われている感じで、その代わり場面を丸ごとカットみたいなことはない(場面から場面に移る際に各人物それぞれのカットが入るようなところでは、いくつかカットされてたみたいだけど)。ただかなりカットされてるなあと思う。「15分拡大」とのことで、なんというかそれ以上の感じがするくらいだ。まあ15分といったら結構な量だからな、仕方ない。
(※)見直してみたが、ステーキを焼く場面は一切カットがなく、最初のカットはそのステーキを食べてる場面でで電話を受ける場面の大部分がカットされていた。ステーキを焼く場面は桑野の性格を表す場面として秀逸で、そのゆったりとステーキを焼く場面のカットしても大丈夫なところをカットしてるかと思ったのだが。自分の視聴記憶も大したことないな

ヒロイン、夏川結衣、第2シリーズに出ていないとのことで、それが第2シリーズの欠点なのだそうだが、このシリーズではさすがにヒロインと撮られているためでもあろう、魅力的である
草笛光子がまだ若々しい感じだ。

7/1
第2話以降
2-4を見て一旦休憩
5-6まで見た
第2話も面白く、その後もいい調子で進んでいる。たまに設定としておかしなところ、そんなことありえないだろと思うようなところ(※)があるにはあるが、コメディとしてうまくできている。(※)高級マンションの設定なのに、隣の音が聞こえるとかだ。
高知東生はストーリーも絡まず毎回お約束のように同じシチュエーションで出てくる桑野の建築士としてのライバルで出演。こういう使い方かあ、これならカットされても不自然にはならないね。

7/2
7-8休憩9-10
終盤になり多少飽きる。夏川結衣がもう少しやり過ぎると下品と言うか嫌な女になるというあたりのぎりぎりの加減が良いと思って見ていたが、後半に差し掛かり、その飽きと同義かもしれないが、多少嫌な女に見えてくる。
第9話でそれまでも少しは見えていたが夏美の桑野への恋心が見えてきて、、そしてその次の10話では、沢崎の桑野への思いがメインで描かれる。
ストーリーとして、反発しあっていた桑野と夏美が最後には結ばれたことを示唆して終わるみたいな感じということは知ってるので、こうなるのはわかるが、当たり前すぎることとと、それまでのコメディ路線からちょっと変更という感じで、飽きと同時につまらなさもやってきた感じ。
まあ、急激につまらなくなったというわけでなく、敢えていえば、である
休憩11-12
結局、ほぼ二日で見終えた。
最終話については、第1話と同じく拡大版。1話分くらいならPCで見ようかと、そちらのみを視聴。先に第1話で比較したのでカットされているところを確認しようと1時間版は頭のところだけ見たが、みちると夏美の電話が丸ごとカットされていた。

高知東生の登場部分、前にも書いたが、ストーリーに絡んでこない毎回のお約束としての出番、レンタルビデオ店とコンビニ店員も、これと同じような扱い。ということはここらは全部カットしてもストーリーには影響なしであり、そう考えると時間の水増しか。
こういうのはよくある。思い出したのは、「義母と娘のブルース」の佐藤健(これは終盤になり主要登場人物になるが)や「凪のお暇」でのファーストサマーウイカ(といってもこのころ彼女のことを知らなかったので印象に残ってないのだけど)。
ストーリーに絡んでこないお約束といえば、「必殺」での主水とせん、りつの場面や、田中様との場面も思い出す。必殺の後期となると、主水だけでいくつもお約束があり、さらにほかのレギュラーにもそれぞれあったり(順之助と松田聖子(お聖)など)して、そちらで忙しそうだなと見るたびに思う

この作品は阿部寛と夏川結衣に尽きる感じだ。あと国仲涼子か。
とくに夏川結衣が一番印象に残った。先に書いたように、終盤はちょっと飽きたけど、そこらで、恋愛要素も加わったので、目先が変わってよかったともいえる。
阿部寛のちょっと面倒な男という役柄もよかった。ただちょっと滑舌がなあ、聞き取れなくて、巻き戻して再度集中しても聞き取れなくてみたいな部分も多かった。
尾美としのりや草笛光子あたりはさして印象に残らず。塚本高史は話の回し役という感じ

『まだ結婚できない男』
7/2に前シリーズを見終えたのに続いて第1話を視聴
劣化は仕方ないという感じか。吉田羊がひたすら残念。キャラ造形が悪いのか、演技が悪いのか。つまりは脚本が悪いのか、俳優本人が悪いのか、ここらはよくわからないが、多分脚本、で、それに準じて演じたら、さして魅力が出なかったという感じ。夏川結衣が前作ですごい良かっただけに、そう見えるということもあるだろう。
阿部寛も劣化してるなあと思う。
草笛光子、老けたがまだまだ元気。当時すでに80代。以前たまに健康食品なんかのCMで見て、結構元気そうだな、結構な名優で、こんなに元気で、どんどん色々出ればいいのに、と思ったことがあったが、こういう年齢で元気なおばあさんというと、そういう役での需要がないのかなとも思う。もったいない。
三浦理恵子、続投。前作でもあまり印象ないし、今回は雰囲気変わったか、ますます印象が薄い感じ。その娘役は平祐奈。まだ第1話では出番少ないし、印象が薄い。
前作での国仲涼子の役どころ、深川麻衣、まだ出番が少ないこともあり印象が薄い。
吉田羊弁護士の依頼人、ゲストではないのだろうか。これから結構ストーリーに絡んできそうではある。ちなみに字幕オンで見ていたが、色付きは阿部、吉田、塚本。なのだけど、途中で、これはミスだとは思うが、吉田とその依頼人が飲んでの帰宅路、その依頼人も色付きになっていた

7/3
2-4話
4話では草笛光子がフィーチャー。ここまでフィーチャーされるのは前シリーズも含めて初めてではないか。
相変わらず不調。あまり面白くならない。
面白くないから気付くのか、そういうところが多いというレベルが低い作品だから面白くないのか、どっちが先かわからないが、不自然な場面ややり取りが目につく。もちろん前作にもあったのだろう、例えば、高級マンションなのに隣の部屋の音が筒抜けとかのことだ。
だんだん桑野に関わる周りの人物たちが仲良くなるというのはドラマの都合であり、そうなっていくのは構わないが、ちょっと強引にどんどん知り合っていくというところに不自然さを感じる。そこまでこの人たちって親密だったっけという感じ。とくに、早紀とその他人物。ここらへんは全シリーズもそうではあったがそれが見ていて気付いても気にならなかったのだ。どっちが先か、そしてどっちが優勢かということだろう。面白ければ気にならないということだ。
そしてなにかそういうところで白けていると、他の芝居までが白々しく見えてくるというマイナス面がある

同日視聴
5-6話
そういえば。第1話での吉田羊弁護士の依頼人、有希江。演じているのは稲森いずみ。うーん、名前は知ってるけど・・・。経歴を見ると、自分がテレビをほとんど見なくなったころからの活躍のようで、それゆえこんなあやふやなのだな。いや、そもそもおれが名前は知ってるというのも有森也実と勘違いしているような気もする。
で、この人はゲストでなくレギュラーで、主要登場人物である。前作からの踏襲という風に当てはめながら見ていて、高島礼子のところが咲妃みゆに代わったのかと思っていた。実際に桑野の仕事関係のポジションとしてはそうであり、しかし、ストーリー上では全然違っており、そうこう見進めていくと、この稲森いずみが桑野に関わる女として考えると、これで3人となり、納まりがよい。桑野に対する姿勢なんかは相当異なってはいるが。
深川麻衣、見どころが今のところなく、埋没している感。
咲妃みゆ、最初はこんなの不動産業にいるかなとか思っていた(高島礼子のほうはいかにもバリバリやり手という雰囲気が出ていた)が、おれの付き合いのある不動産会社の女性もそういえばこれくらいの年齢で、こんな風に頼りない感じではある

同日視聴
7-8話
そういえば主題歌
8話で結婚。英治が結婚。やはりこの作品は桑野とそれを取り巻く女3人の話なのだな、結婚回なのに
あまり英治が印象に残らない

7/4
9-10話
この最終盤の展開、前シリーズに比べると酷評されても仕方ない感じである。全話通じての感想も前シリーズと比べるとちょっと劣化してるかなあという感じではあるのだが、それがこの終盤にさしかかり積もりに積もってということもあるかも。
前シリーズだと桑野に関わる3人の女のうちのメイン以外の二人にかなりの見せ場があったが、こちらはさらりとしたもの。次回予告では「四角関係」「三角関係」と煽っていたのだけど。
おれは前シリーズのやり方を踏襲するかと思っていた。そして見終わって見ると、マンネリと言われようと基本前作踏襲でよかったのに、と思う。
まあでもこのさらりは悪くはない。
踏襲してたのは最後に二人が結ばれるかと思わせる二人の場面が桑野の発言で一気に急変するコメディ展開のところくらいか。
それよりも桑野とまどかがそこまで想い合ってたような雰囲気の熟成が足りないかなと思う。

全話通じて
吉田羊の人選はとても良いように思うし、この役柄はピッタリな気がするのだが、なぜにこんなにダメダメなのだろう。
そして深川麻衣の演じた役もも国仲涼子のそれに比べると、まったく魅力的(作品の中での輝き)でない
高島礼子、稲森いずみについては、そこまで作品に食い込んでくる役でもないし、それゆえ存在感を示したという感じ。
桑野の妹一家、有名どころを揃えたわりに、イマイチな活躍具合。これは前シリーズもそうだけど。
三浦理恵子、10年以上空けての同キャスト。いまあまり活躍のない人のようで、久々の大役なのかな。草笛光子という超有名女優だとか尾美としのりという色々な作品で引っ張りだこの人とは違う雰囲気の味わい深いキャスティングである
平祐奈ってそれなりに有名かと思うが、さほどの活躍でない。第1話で出てきた不機嫌モードの意味も、その後には生かされてない。調べてみたら、前シリーズでは違う人が子役でやっていたが、それこそここに持ってきてもよかったかも。二人は同年齢。

両シリーズとも最初から本編が始まり、しばらく本編があった後に、主題歌と各クレジットがある。主題歌は第1シリーズがEvery Little Thingの「スイミー」、第2シリーズは持田香織のソロによる「スイミー」のセルフカバー(「まだスイミー」)とのこと。なぜソロなのだろう、Every Little Thingって終わったわけでもないだろうに。時間の経過を感じる。
この主題歌の際の後ろに流れる映像が第2シリーズでは第1シリーズを模したものになっている。毎回同じものなのだが途中でその回の各場面からの映像が挿入されるところ、その部分が終わると、犬の映像から、また毎回同じ映像構成に戻るところ、その後のところでは女3人それぞれが胸を張って歩いている映像が順次流れるところなど。
そうそう犬といえば。両シリーズに出てくるが、特に第1シリーズ、桑野とKENが見つめ合うような場面が頻繁にあるが、それを見るたびにアイフルを思い出してしまう
第1シリーズもそうだった気がするが、小ネタがあまり印象に残らないもので、入れる必要があったのかどうか。
第2シリーズで金田の名前が頻繁に出てくるとウィキにあるが、そこを注意せずに見ていたら、ほとんど気づかなかった。

レギュラー以外のゲストがあまり有名どころが出てこないものなのだなあと思う。
第1シリーズでは竜雷太、山口良一くらいか
第2シリーズでは相田周二(三四郎)がいたくらい

ストーリーに絡んでこない毎回のお約束としての出番というのが第1シリーズにあり、そこらは大して面白くもなかったが第2シリーズとなると、さらに、面白くない感じ。お約束なのかどうかもよくわからないくらい印象に残らないということもあるが、覚えてる限りでは、犬の散歩のときに出会う男性だとか、コンビニの場面だとかである。
そういや不破万作の棟梁だとか、桑野の妹一家だとか、前作でも出ていたし、ということで今シリーズでもレギュラー的扱いとなっているのだと思うが、彼らが最終回に出てくるのは、それこそお約束的なあまり意味のない場面であった。