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BS笑点ドラマスペシャル [テレビドラマ]

3作あり、その3作目が放送される際(これは今回が最初の放送)に過去のものもまとめて放送されたものを録画しておいたのだが、なかなか見る気にもなれず、ようやく。
3作目が2020年1月11日の放送で、それの前々週、前週に1作目、2作目が放送されていた。オリジナルの放映についてはウィキ。
またキャスト陣や詳細データもウィキ参照

第1弾(2017年10月9日)
BS笑点ドラマスペシャル 桂歌丸
尾上松也が歌丸。近年急激に露出を増やしている歌舞伎俳優。歌舞伎顔で痩せていればさぞや色男、現状は栄養がいいのかかなり恰幅の良いふくよかな感じ。で、歌丸のイメージって痩身、それは晩年の姿でなく、若いころから太っていたというイメージはない。さらには落語家になった時分というのは戦後でもあり、食糧難なんかもあったんじゃないかと。ちょっとこの栄養の行き届いた感じの松也は合ってるのかどうか。
妻の役が水川あさみ
序盤に出てくる歌丸を育てた祖母の役で泉ピン子。見たとき、泉ピン子かなとは思ったが、アップになった顔などちょっと違うようで、似た人かなと思い直していた。キャストクレジットで名があり、そういやこれが製作されたころ、祖母役に泉ピン子って聞いた覚えがあるような気がする。
笑点メンバーのカメオ出演、全員出てたのだろうか。三平、好楽は気づかず、山田君も気づかず
ウィキを見る限り、全員出ていたというような記述になっている。
本人による監修もあるだろうからエピソード自体は合っているのだとは思う、少なくとも本人側から見た自分史なのだろう。
期待はしていなかったので予想通りではあるが、まあつまらない
バラエティでの再現ドラマを役者を豪華にしたという感じ。
少年時代が最初に少しあり、そして青年時代になり落語家入門、結婚、師匠を変える、そして笑点のオーディションあたりまで。
談志との出会い。談志についての歌丸の見解、最初からあれは自分の目指すものと違うと言っている。ここらへんも監修されているだろうからまあ本当なんだろうけど
古い当時の画像なんかも出てくるのだけど、談志と歌丸がひとつのマイクの前に立ってる写真がちょっとジンときた。笑点の中で漫才をやっている場面。
シリーズ通してのことになるが、多くが実名なのだけど一部仮名になっているようだ。三平と桂千治というのが異例の早さで真打ち昇進となり大いに売れているのに歌丸がまだ真打になれず万年二つ目と揶揄されるというところで歌丸が後輩に慰められる場面、この桂千治、調べてみると多分、後年十代目文治になった伸治のことのよう。
この場面はそれが仮名になってることは置いておいて、歌丸より彼ら文治や三平はちょっと上の世代なはずで、「同期くらいなのに、先に出世している」みたいな言い方をしているのはおかしいような気がする。このほかにも三平が歌丸たちと酒を飲み歌丸が談志について愚痴る場面。三平と歌丸が同格扱いのようにみえる
第2弾(オリジナル2019年1月12日)
BS笑点ドラマスペシャル 五代目三遊亭圓楽
妻役が貫地谷しほり。見ているうちに思い出す。そういやちりとてちんだ
立川談志との交友がかなりたくさん描かれる
笑点のタイトルが生まれた場面、そしてそれに続いて「笑いのポイント笑点だ~」という歌詞」、初代笑点のテーマである「笑点音頭」という歌とオープニング映像が少し流されていて感動。
さらに木久蔵のキャラクター創造の場面なんかも出てきて、これは第3作でやるやつじゃないかなと思ってしまった。
さらに6代目円楽である楽太郎もドラマに登場
今作ではオープニングの挨拶が6代目円楽で、そしてナレーションとして作品の進行を支える形式になっている。第1作の歌丸ではナレーションはたしかいなかったはず。そしてほかにも前作の歌丸とは 趣が多少異なり、あちらは笑点(というかその前身の番組)が始まるところで終わったが、こちらはメインが笑点であり、時代設定としては円楽の圓生への弟子入りから始まる。その後笑点が始まり、 さらに笑点での談志との対立から一時脱退した件も取り上げられ、さらに復帰をする展開、また落語協会の脱退や円楽一門会旗揚げも取り上げられ、笑点の司会へ就任するあたりまでが描かれる
カメオ出演、好楽だけ見つけられず。
プロデューサーの役の昇太、前作では少しだけだったが、今作ではたくさん出てくる。カメオとはいえないくらい。昇太はカメオという扱いではないのかな
三波伸介役として二代目三波伸介。この二代目三波伸介というのは初めて見た。
第3弾(2020年1月11日)
BS笑点ドラマスペシャル 初代林家木久蔵
木久蔵の嫁の役、成海璃子。前作の貫地谷と同じく、彼女も「昭和元禄落語心中」での好演が印象深く、落語ドラマに縁がある
この木久蔵の嫁、寄席の席亭の妹という設定で作品内では春寿亭、調べてみると、実際には本牧亭。これも実名でなく一部仮名という例。
今作は、オープニングで木久扇が出てきて思い出話。そしてドラマに入ってからのナレーションも木久扇。青年時代、漫画家の書生になり、というところから、三木助へ入門、そして三木助の死を看取り、正蔵のところへ移籍という流れ、そして笑点に加入するも売れず、キャラを見つけ出し、売れてきて、ラーメンなど色々手を出すというあたりまでが描かれる。
先述の笑点メンバーのカメオ出演(ウィキでも誰がどの作品に出ているかなどは触れられている)について。
クレジットは「 Special Thanks 」で第1作は8名全員(司会の昇太と大喜利メンバー6名、座布団運びの山田君)、第2作、第3作は7名(それぞれナレーションですでにクレジットされてる円楽、木久扇が除かれている)。出てる出てないに関わらず、全員クレジット。昇太は出番が多くてもここのクレジット

字幕オンの字幕がついていなかった。
なぜかセリフが聞き取りづらい。これは原因が三つほど浮かぶ。役者の滑舌、録音技術、そしてセリフに聞き慣れない言葉がある。セリフといえば、例えば「歌丸」のところで二代目円歌の「ボロタク」という演題が何度か出てくるのだけど、おれはこのネタを知らなかったので、最初のうちなんと言ってるかわからなかった(何度か出てくるうちにハッキリ発音してるところなんかがあってわかった)