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忌野清志郎トリビュート!~ナニワ・サリバン・ショー2020~ [音楽]

NHKBS 4月4日(土)後10:30(2時間)

清志郎の番組を見る際にはいつも少しダルく億劫だ。またいつもの感じか、と。
これも見つけてしまったから録画するにはしたけどさ。
で、そんな気持ちで見始める。番組の最初に出てくる出演者の顔ぶれでなにやら「カーリングシトーンズ」臭が目立つ。「カーリングシトーンズ」についてはよくは知らないが、6人のソロで稼げる面々が組んだバンド。おれはその彼ら一人一人を別に嫌いではないが好きでもないという程度。これがややこしい。清志郎のこの手のコンサート、好きなアーティストは見たいがそうでもない人は見たさ加減もそれほどでない。ここら辺が先に書いた億劫さの原因でもある。そりゃさチャボが出るなら見たいけど、奥田民生はそうでもないなあとか。
大体君たち清志郎にそれほど関係あるのか、と言ったら大ありなんだろうけど。
で「カーリングシトーンズ」っぽいってのは正解で、そのメンツは全員出ており、各々個別にも出演していたが、その「カーリングシトーンズ」名義で6人並んで「いい事ばかりはありゃしない」を披露していた。
個別にも出て6人揃っても出てきてなにやら、カーリングシトーンズプレゼンツといった様相で終盤まで。
バックバンドのメンツ、梅津さんを除いて知らない人ばかり、こういうイベントは清志郎所縁の人で揃えるもんなのだがな、などと思っていたが、その後各メンバーの所属グループなどが紹介され、なんだ、そういう面々かとわかる。

最後30分くらいがチャボ。梅津さんのMCで呼び入れ。チャボが登場すると客席が立ち上がるのが見える。それまで立ってなかったんかい。
「まぼろし」をやって、その後は「ドカドカうるさいR&Rバンド」をクドカン、奥田民生、そしてのんを呼び入れてやる。クドカン、奥田民生の紹介もチャボのそれなりに長いコメント入り(クドカンには「2006年のナニワサリバンでこいつを見かけたんだ、本当は本職が脚本家、あとなんかふざけたバンドやってるとか聞いてて、ナメんなよって思いながらステージを見てたらすげえギターが似合ってて、清志郎にあいつロックンロールを知ってるぞって言ったのを覚えてる」、奥田には「あんまり酒臭いから一緒にやるか迷ったんだけどまあいいやこんな日だから、歌とギターはなかなかいいから一緒にやるよ、カーリングストーン? 笑わせるんじゃねえ」)、しかし「この二人はどうでもいいんだ、梅津はこの娘に会いたくて今日は来てるんだぜ」と前振りしてのんちゃん紹介。偉い可愛がりようである。よくよく見ると、クドカンと能年である。チャボを挟んで3人で並んで惹く場面などもあった。
そうそう、クドカンと能年は、中盤でもステージで接点があり、浜崎貴司とクドカンで「トランジスタ・ラジオ」を演奏した次がのん。浜崎の呼び入れだったのだが、ステージ上ですれ違うクドカンと能年、深々とお辞儀しあう。
チャボは緑色のジャケットで、こないだ見た「忌野清志郎 ロックン・ロール・ショー FINAL」のときと同じ色。同じものかもしれない
ラストはクドカンにあのセリフを振ってのいつもの曲。クドカンのOKチャボ、1回目は気に入らなかったのか再度やり直しさせていた
チャボも盛り上げるのに必死な感じが見えて多少痛々しい。と同時に清志郎の尋常でないオーラ、盛り上げようとしなくも皆が立ち上がってしまう感じを思い出す。チャボだってなかなかのもんだと思うが、時代が変わったか、役者が違うか。

このイベントは映画版で見て少しだけ雰囲気を知ってる。それを踏襲した部分もあるのだろう、リリー・フランキーがなぜか別室で怪しげな衣装を着せられ司会進行(リリーはステージにも上がり「三番目に大事なもの」を披露)。リリーは番組のナレーションも務めている。番組ナレーションはもう一人いて平岩紙。

クドカンは「自由」を歌う(他にも出番あり)。歌が終わった後のリリーの別室からのコメント、「大河でのストレスがこの曲の説得力を増す」
ステージを降りてのインタビューでも去年の大河のことだろう、本人が「去年一年は不自由だったんで今年は自由に」などと言っていた。

のん、トータスと一緒に「I LIKE YOU」。二人ともソロで歌うが先がのん、トータスに移るときコードを転調させていた。
もう一曲は「プン・プン・プン(オコリンボ リンボ)」。これが聞き覚えのない曲。「HEART ACE」所収とのことで、一応公式アルバムは全部聞いてるはずだが、印象に残ってないだけかなあ。もう一度聞いてみてわかった、のんの歌のせいでだいぶ印象が違うのかな
さて、のんちゃん、厳しい位置にいると思う。音楽でこれから売れるように思えないし、清志郎愛がうわっ滑りのようで、チャボの寵愛が微妙に障害になりそうに見える。今さら音楽活動止められなくなってないか。女優の才能が抜群なんだから、そっちにまい進すりゃいいのに。

トータス松本は「Try A Little Tenderness」。これもおなじみのレパートリーという風にも見える。が、やはりいい曲、いい演奏、でやっぱり盛り上がる。あのとおり、あのままやれば盛り上がるってもんだ。
歌詞の字幕が出ていて、「shabby dress」となっている。「shaggy dress」と歌っているのに。そういやこれってなんか謂れがあったなと思い、その後この歌について検索地獄1時間ほど。好きな歌を聞くとなにかしら疑問に思い検索してしまい、記事を読むとさらにほかの記事も読みたくなって、ということがよくある。今回新たに色々知ったような気もするが、前にも読んでいたようにも思う。ちなみに「shaggy dress」の件はオリジナルが「shabby dress」らしい。でもそれを言うなら、2番とその後展開する間のところに、「that's all you gotta do」という呟きがあり、それも字幕で出ていたが、これはオリジナルにはなく、オーティスのバージョン、そして今回も歌っていたが、そこにあるもので、オリジナルに沿うなら、これは入れる必要はないはず。まあどうでもいいが。
ラストの盛り上がりでバックバンドメンバー紹介
更には清志郎がやっていたふとんを持ち込んで寝てしまい、起き上がり再度歌うみたいなパフォーマンスも披露。布団持ち込みはクドカン。

ここから関連記事をコピペ--
【出演アーティスト】
忌野清志郎、奥田民生、宮藤官九郎、斉藤和義、T字路s、寺岡呼人、
トータス松本(ウルフルズ)、仲井戸“CHABO”麗市、のん、間寛平、浜崎貴司(FLYING KIDS)、
YO-KING(真心ブラザーズ)、リリー・フランキー、渡辺大知
【番組DJ】リリー・フランキー
【ナレーション】平岩 紙
【演奏】
NANIWA SULLIVAN ROCK’N’ ROLL CLUB BAND、
梅津和時(A.Sax/KIKI BAND)、伊東ミキオ(P.Key/MIKIO TRIO)、
藤井一彦(Gt/THE GROOVERS)、中條 卓(Ba/シアターブルック)、
サンコンJr.(Dr/ウルフルズ)、多田葉子(T.Sax/こまっちゃクレズマ)
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1月に大阪・エディオンアリーナ大阪で行われた忌野清志郎のトリビュートライブ「忌野清志郎 ナニワ・サリバン・ショー Oh!RADIO~五十年ゴム消し~」の模様が、4月4日(土)にNHK BSプレミアムでオンエアされる。
「ナニワ・サリバン・ショー」は清志郎が2001年、2004年、2006年に大阪・大阪城ホールで行ったライブ。今回は仲井戸“CHABO”麗市、奥田民生、宮藤官九郎、斉藤和義、T字路s、寺岡呼人、トータス松本(ウルフルズ)、のん、間寛平、浜崎貴司(FLYING KIDS)、YO-KING(真心ブラザーズ)、リリー・フランキー、渡辺大知(黒猫チェルシー)が出演しパフォーマンスを繰り広げたた。
番組ではライブの模様に加え、バックステージの様子や「ナニワ・サリバン・ショー」の秘蔵映像を公開。番組DJはリリー・フランキー、ナレーションは女優の平岩紙が担当する。
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01. ナニワ・サリバン・ショーのテーマ / 奥田民生、宮藤官九郎、トータス松本(ウルフルズ)、渡辺大知
02. つ・き・あ・い・た・い / 奥田民生
03. 自由 / 宮藤官九郎
04. 腰をふれ / 斉藤和義、間寛平、浜崎貴司(FLYING KIDS)、YO-KING(真心ブラザーズ)
05. 雑踏 / YO-KING(真心ブラザーズ)
06. わかってもらえるさ / 寺岡呼人、YO-KING(真心ブラザーズ)、渡辺大知
07. ありふれた出来事 PART2 / 寺岡呼人
08. あの娘とショッピング / NANIWA SULLIVAN ROCK’N’ ROLL CLUB BAND
09. RUN 寛平 RUN / NANIWA SULLIVAN ROCK’N’ ROLL CLUB BAND
10. ジャングル・ジム / 間寛平
11. I LIKE YOU / トータス松本(ウルフルズ)、のん
12. Try A Little Tenderness / トータス松本(ウルフルズ)、宮藤官九郎
13. いい事ばかりはありゃしない / カーリングシトーンズ
14. 空がまた暗くなる / 斉藤和義
15. 三番目に大事なもの / 斉藤和義、リリー・フランキー
16. 甲州街道はもう秋なのさ / 斉藤和義、T字路s
17. ラプソディー / T字路s
18. トランジスタ・ラジオ / 宮藤官九郎、浜崎貴司(FLYING KIDS)
19. プン・プン・プン(オコリンボ・リンボ)/ のん
20. ヒッピーに捧ぐ / 渡辺大知
21. まぼろし / 仲井戸“CHABO”麗市
22. ドカドカうるさいR&Rバンド / 奥田民生、宮藤官九郎、仲井戸“CHABO”麗市、のん
23. 雨あがりの夜空に / 奥田民生、宮藤官九郎、斉藤和義、T字路s、寺岡呼人、トータス松本(ウルフルズ)、仲井戸“CHABO”麗市、のん、間寛平、浜崎貴司(FLYING KIDS)、YO-KING(真心ブラザーズ)、リリー・フランキー、渡辺大知
24. 激しい雨 / 奥田民生、宮藤官九郎、斉藤和義、T字路s、寺岡呼人、トータス松本(ウルフルズ)、仲井戸“CHABO”麗市、のん、間寛平、浜崎貴司(FLYING KIDS)、YO-KING(真心ブラザーズ)、リリー・フランキー、渡辺大知
<アンコール>
25. 毎日がブランニューデイ~よォーこそ / 仲井戸“CHABO”麗市
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上記セットリストは実際のコンサート。他のサイトによれば12で第1部が終了、13から第2部。
テレビでは
番組冒頭に24が少しだけ流れ本編へ。1(オープニングとエンディングだけ)、2、3(フェイドアウト)、4、14、11、12、13、15(フェイドアウト)、16、9(寛平が出てくるテーマ曲でそんほ場面がちょっとだけ)、10(フェイドアウト)、バックバンドの紹介の際に演奏曲が少しだけ流れるが多分これが8(梅津さんのDANGERの曲らしい)、18、19(フェイドアウト)、20、チャボの登場曲(Green Onions)、21、22、23
カットされたのは5、6、7、17、25


ここからはこれとは関係ない話。SIONの名前を清志郎関係で見た。今年のフジロック、開催無理なんじゃないかなあと思うが、そこに「忌野清志郎 Rock'n'Roll FOREVER」なるものが出演。そこに名前が載っていた。清志郎が亡くなったとき、シオンはRCのアルバムが飾ってある画像を掲載して、清志郎とは面識がなかった、チャボとはあったけど、とかブログに書いてたな。直後のライブでは最後の曲、確か「新宿の片隅から」だったと思うが、それが終わったあと、スローバラードを一節歌ってた動画を見た覚えもある。
実はこれを知るちょっと前にもSIONの名前を変なところで見た。これはそのシオンのことかどうかよくはわからなかったのだけど。
ライブハウスがコロナ関連で感染を起こし、そのニュースを2ちゃんで見ていたところ、大塚智昭@zukasunなる人物のツイートが貼られていた。LOFTの関係者らしいのだが、その自己紹介欄に「AgentArtist:SION」とある。なんとなく気になりシオンのことを調べてみたら、今事務所に所属しておらず、自分でマネージメントもやってるみたいだった。ツイッターでライブの予定を発表したり、今回のコロナでツアーを中止したりということを書いていた。シオンとロフト、関係ありそうだし、この人が代理人みたいなことをしてるのだろうか。