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官僚の反逆 [読書]

官僚の反逆 中野剛志 幻冬舎新書 2012.11.30
先日読んだ「日本防衛論」とならび中野氏の新しい著作。あまりおもしろいと思わなかった。
以前、中野氏が動画で語っていた世に広がる「官僚批判」(元官僚の古賀氏が語るような「官僚批判」)を批判しているだけではなかった。というよりそういう単純な形での、つまり元官僚の古賀氏が語るような「官僚批判」を批判するような部分は少ない。
「官僚」を現在日本で使われている言葉としてでなく、ウェーバーの定義にしたがって現代を読み解いていく。
ウェーバーによれば官僚とは「非人格的な没主観的目的」=「だれかれの区別をせず」奉仕する義務を負う。ゆえに「計算可能な規則」に従い「自動処理」を行う。これが近代社会の官僚制化現象である。
この官僚制化現象は行政の面だけでなく社会全体に広がっており、それはグローバル化と密接につながっていると著者は説く。
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